2012/09/25

FET & CRD選別冶具 Act.3

2012-10-08 加筆修正

FET & CRD選別について
ぺるけ師匠の言葉
-----
http://www.op316.com/tubes/hpa/pre6.htm
いろいろなヒント
(0)2SK170の選別は自力でした方がいいのか
----
の中に書かれていました。
自分なりに解釈すると、
製造を中止した 2SK170 を買い込んで選別ペアを作り終え後、「未使用の残り」をデットストックするより
「資源の有効利用」の意味で、必要な数量のみ提供してくださる、ぺるけ師匠の頒布品を利用すべきである。
-----
しかし、すでに買ってあるFETを有効利用するには、
FET & CRD選別冶具は、必須です。
前回製作では、時間をかけずに作りましたが、
基盤部分を作りなおす事にしました。
回路図は、ぺるけ式
http://www.op316.com/tubes/toy-box/tester.htm
とほぼ同じです。
TRを2SC1815-GR
Dを1N4148
-----
熱でランドが剥がれないので気にって使っている
秋月電子の両面スルホール・ガラス・ユニバーサル基板 Cタイプ2.54mmピッチ(72*47)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00189/
で作れるよう、同じ寸法でレイアウトしました。
-----
ユニバーサル基板で組むための部品レイアウトに、
EAGLE CAD を初めて使ってみました。
参考に回路図とパターン図(ハンダ面から見た図です。FET用にIC丸ピンソケットのみハンダ面に取り付けます。)です。
-----
なお、この後、合板製CNCで「両面基盤切削」へと発展させます。
CNC に 必要なデータは、EAGLE CAD から RUN DXF コマンドで DXFを作り
AUTOCAD で読み込みました。アウトラインや穴データは、「手書き」?です。
(部品面は、「丸ピン3P」のパターンを省略して書いていません。)
作成した、「アウトラインや穴データ」DXFをNCVCでGコードにし、
CNCをコントロールします。
-----













合板製CNCで切削




部品面

















ハンダ面

















部品面 (実装後)

















ハンダ面 (実装後)

















内部

















リニューアル




2012/09/24

FET & CRD選別冶具 Act.2

制作した、選別冶具で
2SK30A-GR 20個
2SK30A-Y 20個
2SK170-BL 10個
ぺるけ氏からの頒布品
2SK170-BL 4個(選別品(クワッドになるのでしょうか?))
を「2000円テスタ」で測定しました。
感想
1] 電流の設定 VR が繊細で、回しすぎてしまう。
  また、指先が、VRにあたってズラしてしまう。
2] 値の落ち着くのが我慢できない。「参考CRD」を計測を、後にしたほうが良いと感じた。
自分なりの考えた手順 (間違っているかもしれんません。参考までに)
  測定器の電源は、10分以上通電後、
   0) S2>J-FET S1>100Ω  まず、FETを刺す。
   0) 設定電流を確認する。
   0) 次のFETのS足、D足を巾1mm広げておく。
-------
   1) S1>G-S  電圧値を確認し、値が落ちついたら読み取る。
   2) S2>CRD S1>100Ω  切り替える。
   3) 電流値を確認し、値が落ちついたら読み取る。
   4) 測定完了FETを外し、仮置きする。
   5) S2>J-FET S1>100Ω  次の、FETを刺す。
   6) 設定電流を確認する。
   7) 前の測定完了FETを袋に詰める。
   8) 次のFETのS足、D足を巾1mm広げておく。
-------
3] 1個体を測定するのに、サイクル2分程度必要でした。
4] 結構、地味で辛い作業でした。
5] ぺるけ師匠からの頒布品を測定し、値は10mVくらいずれていましたが、「2000円テスタ」ですし、測定の条件が違いすぎますからね。
頒布品には、+-4mVとメモがありましたが、ほぼ、その通りだったので、測定器と測定方法は、まあ合っていたと判断しました。
6] 2SK170-BL 10個から最良の「選別クワッド」を選ぶとしたら、差20mVになりました。
7] 数多く(50個くらい)の中から、選別しないと、4個を選別するのは、難しいかも。
-------
 ぺるけ師匠からの頒布品は、多くの時間と地道な作業の賜物であり、
感謝の気持ちでいっぱいです

ケース上部の青ペンで書いた文字と絵は、アルコールで消えてしまいます。
何度書き直したかわかりません。





2012/09/23

FET & CRD選別冶具

弟子になってもいないのに、ぺるけ氏を師匠と呼ぶ人は、きっと多いと思います。
小生も「ペルケ師匠」と呼びたい。
FET & CRD選別冶具を、サイトで見つけ、パクリ製作しました。
師匠、ありがとうございます。


ケースは100円ショップの保存容器です。薄いので波うっています。
電源SWを省略したので、テーブルタップのSWでON-OFFしています。
穴あけは、ヤッツケ仕事で、雑になってしまいましたが、機械的には十分だと思います。

手持ちの抵抗の関係で(実は、買い忘れた。)
100Ω 1%  → 200Ω 1%  2本並列
2.2KΩ → 4.7KΩ  2本並列
2SC945 → 2SC1815-GR
に変更しています。
測定では電源電圧12.1V。ZDの両端で6.01V。

 電源は、スイチングタイプのACアダプタ。12V1A(秋月電子)
ZD は、ぺるけ師匠からの頒布品。




外で撮影
外気温約20度くらいでした。
















-------------------
室内で測定(室温25度)
VCC +12.1V
ZD +6.01V
-------------------
2SK170 -BL
2.00mA (100Ω200mV)
G-S -0.266V
idss 10.0mA (100Ω1000mV)
-------------------
2SK30A -Y
0.747mA (100Ω74.7mV)
G-S -0.831V
idss 2.70mA (100Ω270mV)
-------------------
2SK30A -GR
0.747mA (100Ω74.9mV)
G-S -1.07V
idss 3.43mA (100Ω343mV)
--------------------
選別冶具の動作実験のデ-タです。
3種類のFETを「2000円テスタ」で測定してみました。


2012/09/02

全段差動プッシュプル真空管アンプの製作

ぺるけ式全段差動プッシュプル真空管アンプの製作に挑戦します。
シーサーブログで書き始めます。
「真空管アンプの素」についで
2冊目の木村哲氏の著書
「情熱の真空管アンプ」を読みはじめました。








シーサーブログ
http://daikinomokichi.seesaa.net/