2015/04/24

GP-IBに挑戦 Act.6 ( まとめ 運用編 )

EXECLからGP-IB経由で測定器を動かす事をいろいろ行なってきたが

Hewlett-Packard 3478A
ADVANTEST R6871E
Panasonic VP-7723A

の3台の測定器で、「自動での交流電圧測定」の比較を行ったが気づいた点がある。

ここで問題になるのが、確度と精度である。
「正確度と精度」をウキペディアで調べると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E7%A2%BA%E5%BA%A6%E3%81%A8%E7%B2%BE%E5%BA%A6

確度とは、その値が「真値」にどれだけ近い値なのか。
精度とは、測定の結果のバラつき。再現性。

他人と比べることがない場合、たとえば「趣味の世界」であるならば、
「確度」は、たいして意味を持たない。
しかし、精度はできるだけ高くなる様にしなければならない。
測定するたびに、値が異なるようでは、なにをしているのかわからなくなる。

D.M.M. 測定のポイントは「レンジ」である。
同じ電圧値でも、「レンジ」によって、現れる数字が違ってくる。

3機種のレンジをまとめると
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Hewlett-Packard 3478A
303.099mV ==> [R-1]
3.03099V ==> [R0]
30.3099V ==> [R1]
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ADVANTEST R6871E
199.999mV ==> [R3]
1999.99mV ==> [R4]
19.9999V ==> [R5]
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Panasonic VP-7723A
316mV ==> [MD2.4]
3.16V ==> [MD2.3]
31.6V ==> [MD2.2]
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100Hz 以下 SLOW [RS2]
上記以外 FAST[RS1]
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寸評
Hewlett-Packard 3478A
30.3099Vレンジは使用しない。
300kHzまでは、抜群の性能。

ADVANTEST R6871E
測定した各レンジで、+0.3~-1.5dBに収まっている。
各レンジの95%で使用すると良い。
1MHzまでF特に使用可能。

Panasonic VP-7723A
31.6Vレンジは、高域の落ち込みが早い。
300kHzまでの使用を推薦。


ソースはHP 3325B
GP-IB EXECL VBA
DMMの各レンジは、固定して使用。

20Hz~1MHz 63ステップ(3機種ほぼ同時測定) 約7分

基準となる1kHzは、スタートとエンドの計3回測定。
「測定精度」を確認した。
1.0VRMS 測定時 HP 3478A (4.5桁)
'+1.00110E+0   19:57:29
'+1.00130E+0   19:58:41
'+1.00170E+0   20:03:25








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