2016/02/24

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.6

差動バランス型HP_AMPとトランスDAC Act.5 までは、
DACのトランスは、タムラ TpB-203で計画していました。

急遽変更し、
このブレットボートアンプには、
FET差動バッファ式USB DACを載せることにしました。

ケースは、タカチ社製 HIT23-7-18BB に組み込む時は、
タイトル通り、タムラ TpB-203 でトランスDAC組む予定です。

とりあえず、供給電源を24Vにして、
安定化電源15Vボードを組み上げ動作確認をしました。

手持ちの都合から、
KAGA KIC-053 を採用。参考ウエブサイト↓。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05437/

出力電圧は、15.43Vになりました。
(47kΩと390Ωの組み合わせ。)
電圧は可変できますので、~17V駆動も可能になります。

アンプの音を聞いたところ、小生の駄耳では、
電源ソースによる差異は感じ取れませんでした。

24V 1A 程度の電源が必要になりそうですが、

仮稼動で、大陸製?の
LW-3010KDS
30V 10A のスイッチング電源を使用しています。
http://www.88house.net/elect/pb3010.html




2016/02/20

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.5

聞き比べをしました。
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SONY MDR-7506
差動バランス型HP_AMP(ほぼオリジナル)
トランスDAC(TPs-5S & CRフィルター)
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西
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Panasonic RP-HD10
差動バランス型HP_AMP(18Ω負荷チューン)
トランスDAC(TPAS-10S & LCフィルター)
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です。

差動バランス型HP_AMP(18Ω負荷チューン)に
SONY MDR-7506の組み合わせを試しましたが
高域がしっくりきませんでした。

BGM的に、手軽に楽しむのは東。
「聞くぞ」と身構える時は西。

という感じです。

手前味噌ですが、
差動バランス型HP_AMP(18Ω負荷チューン)

Panasonic RP-HD10
の組み合わせは、
逸品である事、間違いありません。
とても気に入っています。





2016/02/19

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.4

15V 0.8A スイチング電源
利得 1.7倍(18Ω負荷、1kHz)
最大出力 0.62W 1kHz 1%
残留雑音 23uV(帯域=80kHz)
クロストーク特性 18Ω負荷 1kHz 1.0V 出力時 L→R R→L とも -84db

電源15V駆動での歪率測定し直し、
グラフをつくりなおしました。


18Ω負荷

68Ω負荷

51kΩ負荷

ぺるけ師匠 オリジナルからの
変更点。(赤字)

各点の電圧測定。
(FLUKE 179)

2016/02/18

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.3

当初、電源12V駆動でを考えていたのですが
15Vの方がよさそうな「感」がしています。
しかし、聞き比べても違いは判りません。
電源15V駆動にした場合、
秋月電子の新シリーズ18Wクラスに変更するつもりです。

製作にあたり、ぺるけ師匠のオリジナル回路から
コンデンサ、抵抗器の変更をしています。

出力段のトランジスタには、ヒートシンクを取り付けました。

☆電源部コンデンサの変更
1000uF/16V → 1000uF/25V φ12.5×20㎜
2200uF/16V → 4700uF/25V φ16×30㎜
L-ch 4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜
R-ch 4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜
☆出力段コンデンサの変更
4個のすべて
4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜

☆電源部抵抗器の変更
2.2Ω → 2.2Ω2W
15Ω → 6.2Ω2W
☆出力段抵抗器の変更
8.2Ω → 3.3Ω → 2.2Ω
☆ドライバー段抵抗器の変更
56Ω → 51Ω
☆負帰還抵抗器の変更
120kΩ → 91kΩ

内寸66mm高 のケースに収めるために
電解コンデンサを倒立させ、平ラグに取り付けました。
最終的に天地を反対にすればスマートになると思います。
平ラグの図面をPDFにしました。
http://seyo.info/2016/0218-00.pdf

注意して見ていただく点。

約10日間をまとめてアップしました。

平ラグの図に間違いがあり、当初は音がでませんでした。
ジャンパー線を、1本付け忘れが原因でした。
おはずかしい限りです。
動作しない時点の写真にがあります。

出力段抵抗器の変更は、3.3Ωで完成後、
無理やり、2.2Ωに差し替えてします。
よって はんだ付けが、スマートではありません。



平ラグを変形させます。

はんだは、2度に分けます。

最初に抵抗器とジャンパー線。

頒布していただいた部品を
自作測定器で確認しました。

プラねじ右が、目指す理想的な
「はんだ」の仕上がり具合。

小さなトランジスタを取り付け後。

PART4と同様にヒートシンクを装着。

スペーサで取り付け高さを確認しながら
上部25+1=26mm、下部30mmです。

高さに余裕はありません。

箔付MDFボードで仮実装。

サイドは66mm×30mm赤松板。
フロントは1mmアルミ板。


歪率は、VP-7723A を
GP-IB & EXCEL で自動測定、
54×3=162ステップ、約40分。
(歪率と残留雑音の測定時には、
D.M.M.のリード線を外し、
上蓋をしています。)

5台のD.M.M.で測定。

3.3Ω 仕様

2.2Ω 仕様

2.2Ω 仕様の電圧測定

L-chは、入力短絡。
R-chに信号を入れ、上段を測定。

18Ω負荷時(R-chの出力電圧3.35V)
L ⇔ R
------
6.2Ω(旧15Ω)下流の電圧。
11.0V ⇔ 11.1V
ドライバーTRベースの電圧。
5.87V ⇔ 5.80V
2.2Ω(旧8.2Ω)2個の両端の電圧。
0.43V(98mA) ⇔ 0.49V(111mA)
-----
15V 0.8A スイチング電源
利得 1.7倍(18Ω負荷、1kHz)
最大出力 0.6W 1kHz 1%
残留雑音 23uV(帯域=80kHz)
クロストーク特性 18Ω負荷 1kHz 0.220mV ⇔ 3.35V (-83.6db)


02/19 追記
各電圧別 1kHz の歪率測定。
測定ポイントを減じています。

電源は、HP 6632A を使用。無信号時の電流は、

 9.0V 0.22A
12.0V 0.33A
15.0V 0.44A
17.0V 0.51A

でした。



2016/02/06

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.2

製作にあたり、ぺるけ師匠のオリジナル回路から
コンデンサ、抵抗器の変更をしています。

☆電源部コンデンサの変更
1000uF/16V → 1000uF/25V φ12.5×20㎜
2200uF/16V → 4700uF/25V φ16×30㎜
L-ch 4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜
R-ch 4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜
☆出力段コンデンサの変更
4個のすべて
4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜

☆電源部抵抗器の変更
2.2Ω → 2.2Ω2W
15Ω → 6.2Ω2W
☆出力段抵抗器の変更
8.2Ω → 3.3Ω → 2.2Ω
☆ドライバー段抵抗器の変更
56Ω → 51Ω
☆負帰還抵抗器の変更
120kΩ → 91kΩ

平ラグの図面をPDFにしました。
http://seyo.info/2016/0218-00.pdf

http://seyo.info/2016/0218-41.pdf
http://seyo.info/2016/0218-42.pdf
http://seyo.info/2016/0218-43.pdf
http://seyo.info/2016/0218-44.pdf


追記 02/18
修正しました。
平ラグ上段の取り付ける電解コンデンサを下向き(吊るす)に変更します。
干渉しないように平ラグ上段のGNDから左側のみをレイアウト改造しました。
平ラグも変形させます。



2016/02/05

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.1

過去に、ぺるけ式をいくつか製作してきました。
http://daikunomokichi.blogspot.jp/search/label/headphone
http://daikunomokichi.blogspot.jp/search/label/DAC

中でも、お気に入りなのが
FET差動バランス型ヘッドホンアンプ
http://www.op316.com/tubes/balanced/balhpa.htm
トランス式USB DAC
http://www.op316.com/tubes/lpcd/trans-dac.htm
です。

ヘッドホンアンプは、62Ω負荷が最適として設計されています。

Panasonic RP-HD10 を購入しました。
http://daikunomokichi.blogspot.jp/2015/12/panasonic-hd10.html

なので、18Ω負荷でチューンアップを試みました。
http://daikunomokichi.blogspot.jp/2016/01/fethp-act6.html

良好だったので、新たにもう1台製作する事にしました。

製作にあたり、主要部品は、ぺるけ師匠に「部品頒布」お願いしました。
http://www.op316.com/tubes/buhin/buhin.htm

とてもありがたい。感謝感謝です。

ケースは、タカチ社製で
左から
HIT23-7-18BB
HEN110820
HEN110420

右のシルバ2個分の機能を左ブラック1個の中に収めたい。

DACのトランスは、タムラ TpB-203 にしました。


ケース内部は、H=66mm。
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黄銅六角スペーサー M3×30mm
===
ジュラコン中空スペーサー M3×6mm
===
ポリカーボネートワッシャM3用
ジュラコン六角スペーサー M3×25mm
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実測 65.7mm。

余裕はありません。