2017/07/07

差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC Act.10

2016年3月製作の
差動バランス型HP_AMPとUSB_DAC は、
いろいろいじくったのでなにがなんだかよくわからない状態。
そんな折、
ぺるけ師匠のサイトで2017年6月に差動バランス型HP_AMPはリニューアルされている。
http://www.op316.com/tubes/balanced/balhpa.htm
私の改造と似た部分もある。
情報を整理することにした。

供給電圧24VACアダプタ 1本で動いています。
秋月電子の
スイッチングACアダプター24V1A STD-24010U
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06240/
抵抗器 10Ω 10W で電圧を落とした後、
可変三端子レギュレータ Fairchild LM350で
差動バランス型HP_AMP用に12.5Vを作り出しています。


FET差動バッファ式USB DACの電源は、FG~V+が18.5Vになるよう
電源部の2.2Ωを100Ωに変更しました。
負電源は、全回路電流の帰路を使って疑似的にマイナス電圧を得る方法で
供給しています。
元設計では-5.5Vだったところ、-2.5Vに変更したので、
定電流回路を2SK30A-GRから2SC1815-Yを2個と18kΩと220Ωの
「2個のNPNトランジスタを使った帰還型」で再構成。
https://daikunomokichi.blogspot.jp/2016/03/hpampdac-act7.html

差動バランス型HP_AMP は、
負荷インピーダンスは18Ωを想定しています。

製作にあたり、ぺるけ師匠のオリジナル回路から
ダイオード、コンデンサおよび抵抗器の変更をしています。

☆電源部コンデンサの変更
1000uF/16V → 1000uF/25V φ12.5×20㎜
2200uF/16V → 4700uF/25V φ16×30㎜
L-ch 4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜
R-ch 4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜
☆出力段コンデンサの変更
4個のすべて
4700uF/16V → 10000uF/16V φ18×35㎜

☆電源部抵抗器の変更
2.2Ω → 2.2Ω 2W
15Ω → 5.1Ω 2W
☆出力段抵抗器の変更
8.2Ω → 2.2Ω
☆ドライバー段抵抗器の変更
56Ω → 51Ω
☆負帰還抵抗器の変更
120kΩ → 91kΩ

☆電源部分ダイオードの変更
10E1×2個 → 1N4007×3個

アルミフイルムの貼ってあるMDFボードに組み込んだ。
あくまでも試作の「てい」。






市販品のバランス型ヘッドフォンも増えつつある。

以前 Panasonic RP-HD10 を改造した。
ヘッドフォン入力端子に4極3.5mmの未使用だった[4]をRch -(COM)に繋いだ。
↓詳細は参照してください。
http://daikunomokichi.blogspot.jp/2015/12/panasonic-hd10.html

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オヤイデ電気 P-3.5/4G  3.5mm4極ミニプラグ
ピンアサインは、プラグ先端から L+,R+,L-,R-。
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4芯ケーブル。AISAN S-MVVS 0.08sq  0.12mm径×7本
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ITT ( アイティーティー ) CANNON XLR5-12C
ピンアサインは、
シールド [1]
Lch + 緑 [2]
Lch - 黒 [3]
Rch + 赤 [4]
Rch - 白 [5]
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SONYの規格では
3.5mm2極ミニプラグを左右チャンネル1個ずつ使用している。
ピンアサインは、プラグ先端から +,-,FG。
↓参考にしたサイト
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2017/04/post-2545.html



7/16 追伸 クロストーク特性とひずみ率特性の測定をした。

 Panasonic VP-7723A Audio Analyzer と ぺるけ式測定用不平衡→平衡コンバータを使用した。
平衡コンバータはここを↓参照
http://daikunomokichi.blogspot.jp/2016/03/act2.html

なお、コンバータの残留雑音は、0.0053mV
ひずみ率は、1kH1.7V無負荷で0.00072%です。









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