2019/11/13

ぺるけ式全段差動PPアンプ


2013年7月に製作したぺるけ式全段差動プッシュプル真空管アンプ
2SK246-Y + 6SN7GT + 5881/6L6WGC
ソフトン Rコア
PWT260-300
RX-30-8 × 2

http://daikinomokichi.seesaa.net/
https://daikunomokichi.blogspot.com/search/label/5881

ベーシックアンプ(ノグチトランス)より4年前に製作したアンプです。
2012年9月「情熱の真空管アンプ」を購入した。
真空管アンプ製作のバイブルである。
Amazon.co.jp で「情熱の真空管アンプ」
https://daikunomokichi.blogspot.com/2012/09/blog-post.html



その当時、ぺるけ師匠のウエブサイト「情熱の真空管」
にある大人の自由空間「自作ヘルプBBS」で
アドバイスいただき、勉強させていただきました。
この数日前からの書き込みで始まり
https://8604.teacup.com/very_first_tube_amp/bbs/19544
6L6-GCの動作点についてのぺるけ師匠から1ページです。
https://8604.teacup.com/very_first_tube_amp/bbs/19549


ロードラインの引き方をおさらいしてみましょう。
真空管(Electron tube) 規格表からGE社6L6-GCを見つけます。
3極管接続の表です。

プッシュプルトランス8kΩなので4kΩの勾配で引きます。

基になるグラフの画像をAUTOCADに貼り付け作図をしました。
表の値が少数点以下まで書いているのは、CADで作図しているからです。
過去の測定値から動作点は48.6mA318Vと解っていますが
仮に48.6/1.1=44mA前後と予想します。
(電流を流せば、電圧が下がるし、とカットアンドトライするしか無いです。)
作図方法は、まず4kΩ勾配(青線)書きます。
Ip値
40.0=80
42.0=84
44.0=88
46.0=92
48.0=96
の各ポイントから水平線(緑線1)を引き、バイアス=0Vとの交点を決めます。
その点から4kΩ勾配で右下がりに線(緑線2)を引きます。
各ポイントの1/2のポイントから水平線(赤線1)を引き、右下がりに線(緑線2)
との交点を決めます。その点から垂線(赤線2)を引き、その値がP-K(V)です。
下の表に値をまとめました。
グラフに線は見えませんが、オレンジ色の欄は、作図し読み取った値です。
 Ip(mA)  P-K(V) 
 40.0 297.2
 42.0 309.9
 42.5 313.0
 43.0 316.1
 43.5 319.4
 44.0 322.5
 46.0 335.2
 48.0 347.9
表には318V時の欄は有りませんが、43.3mAとなるはずです。
グラフで求めた値に、10%~13%増した数値を「実際の電流値」とします。
43.3mAの場合、47.6mA~48.9mA。
動作点は48.6mA318Vは、正解と言えます。
ぺるけ師匠の算出値に違いがありますがそれは、グラフがすこし「いびつ」に
なっているのと、そもそも採用しているグラフの出典元のメーカーの違いが
要因しているかと思います。

2012年3月「真空管アンプの素」を購入した。
https://daikunomokichi.blogspot.com/2012/03/blog-post_18.html
その後、ぺるけ師匠の影響を受けアンプ製作をしてきた。
私、大工の茂吉のスキルがここまで向上したのは、ぺるけ師匠の『おかげ』である。

『感謝』の一言に尽きる。

ありがとうございます。

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