2014/12/13

hFE測定冶具 Act.6

108円ケースに収めました。

電源は11~13Vの安定化電源が必要です。
(当初は、安定化電源を組み込む予定でしたが、ケースに入りきらなかった。)

ベースとコレクタの電圧及び電流の測定に2台のD.M.M.が必要です。
(Vbe専用に3台目も接続可能です。)

Ibは、10uA、 100uA、 500uA、 187uA-1000uA が選択出来ます。

Icは、110mA時にVec2.0Vあたりですので、最大100mA程度です。

電源SWは、3ポジションを採用したので、PNP-OFF-NPNで使用。
(青=PNP、赤=NPNの電源表示です。)

丸ピンのICソケットには、小型トランジスタを、また
パワートランジスタにはICクリップで接続します。

写真は、2SA1680を測定しています。

電源電圧は12.41V
Ib=-100mV(10KΩ) → 10uA
Ic=-39.2mV(10Ω) → 3.92mA
Vbe=-0.595V

この時、hFE=392です。

Ib=10uA で ラフに計測し、選別してから再度、
Ib=100uA で時間をかけて計測する。
(パワートランジスタは、約Ic=100mAをめあす。)

Icを固定するよりもIbを固定して測定する事をお勧めします。

Icは、トランジスタ本体の温度に影響し、その値が落ち着くまで時間がかかります。

例えば hFEが約200のトランジスタがあります。動作電流Ic=70mAとした時、

Ibの電流値を変化させ、Ic=70mAになる様、50kB VR 調整して合わせるより、

Ib=350uAになる様、50kB VR 調整し、Icの値が落ち着くまで待った方がよい。



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