まずは、「プロッタ」を知必要がある。
下記の用語解説を読むと
http://e-words.jp/w/E38397E383ADE38383E382BF.html
HP の HP-GL は、プロッタ制御の世界標準である。
YouTubu の動画を見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=IRuPDEa9jg0
その昔は、ラインプリンタが主流で、出始めたドットプリンタは、ドットが大きかった。
漢字一文字を書くのに24×24で表現していた時代だったため
グラフや図は、ペンプロッタやXYプロッタで書いたものである。
その制御は、HP-GLである。プロッタは、HP-GLで動く。
今、製図で使っているのは、ドットプリンタであって、プロッタの代打である。
(解像度や印刷速度から言えば、小学生のリトルリーグの試合にメジャーリーガーのプロ野球選手が代打に立つようなものかも知れない。)
小生が考えるドットプリンタとプロッタの違いは、ペン(ヘッド)の動き方の違いだと思う。
ドットプリンタは、印刷開始から終了までの間、移動方向は、一方向のみ、
また、点で描画しているのに対し、プロッタは、縦横無尽に移動し、線で描画している。
プロット(英: Plot)は、「点を打つ」という意味もあるらしいが、
ドット(英: dot)、が日本語の「点」なのだろう。
HPGLエミュレータソフト KE5FX GPIB Toolkit は、PCで仮想プロッタを実現している。
「あるマシン」にHP-GL用プロッタ出力があり、そのデータを仮想プロッタに送り込めば、
印刷できるということである。
「あるマシン」とは、PCであり、測定機器である。
HP-GLプロッタと「あるマシン」との接続は、GP-IB、RS-232C、セントロニクスパラレルポート(パラレルプリンタ)の3種類が代表される。
1] GP-IBは、PCと測定機器をつなぐことに特化している。
2] RS-232Cは、シリアル通信であるが、現在USBに代替わりしている。
3] セントロニクスパラレルポートも現在USBに代替わりしている。
HITACHI VC-7502は、GP-IBまたはRS-232Cでプロッタに画面コピーをすることが出来る。
今回、RS-232Cで取り込むことにした。USBを用いた仮想COMでも同様の処理が可能。
秋月電子通商の
FT232 USB-シリアル変換ケーブル VE488
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08343/
で検証できた。(驚くべきことに、このアダプタはナットであるべき場所がボルトになっていた。)
KE5FX GPIB Toolkit の 7470.EXE は、NI社のGP-IBカードで動作するようになっているみたいだ。
直接取り込むのはあきらめて、HPGLファイルを読み込み後、印刷する機能を使うことにした。
VC-7502の設定。
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1] MENU[_]
MODE : HI DENSEにする。高解像度に設定。
HARDCOPY : PLOTにする。内蔵のサーマルプリンタを切断し、外部プロッタを使用する。
2] MENU[8]
INTERFACE : 232Cにする。RS-232Cを使用する。
BAUD RATE : 9600にする。最高速度に設定。
STOP BIT : 1
PARTY : NONE
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受信ソフトは、 Win XP & ハイパーターミナル。
ハイパーターミナルの使い方は、
http://asahi-net.jp/support/guide/etc/0003.html
を参考にするとよい。
注意する点を2つ、
1] テキストキャプチャは、そのつど名前を変更し、添え字は、.pltを使用。
ファイルが存在すると、データが追加されてしまう。
2] バッファーのラインは[0]にする。前回の受信データを残さないため。
[転送]→[テキストのキャプチャ]→[開始]
[VC-7502]→[HARD COPY]
データ受信終了後、
[切断ボタン]、ハイパーターミナルを終了。
作成した.pltファイルを7470.EXEで読み込み、印刷する。
.pltファイルにはASCIIの制御文字も含まれているため、テキストエディタのカット&ペーストでは実現しない。
♥のところが制御文字。
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